漢方の副作用について | がん治療での漢方薬の副作用 その症状と程度
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漢方の副作用について

漢方薬も薬なので副作用はあります。ただし、漢方は色々な生薬が配合・処方されてできているため、漢方による副作用というよりも、漢方に含まれる生薬ごと副作用を調べていく方が良いでしょう。抗がん剤のような重度の副作用が生じる西洋医薬に比べれば、程度も軽く頻度も少ないようです。

なお、生じる可能性のある主な生薬とその副作用は下記のようになります。

  • 麻黄  動悸や不眠、興奮作用など
  • 地黄  胃もたれ、吐き気、食欲不振など
  • 附子  血圧上昇、のぼせ、発汗、動悸など
  • 黄今 間質性肺炎:せき・発熱・息切れなど
  • 甘草 むくみ・体重増加・脱力感・筋力低下など
  • 柴胡剤 アレルギー症状(発疹、肝機能異常、肝障害、間質性肺炎、膀胱炎など)

また、体質に合わない成分が入っていた場合、それが症状として現れる場合があります。これは副作用というよりも、そばアレルギーや卵アレルギーといったものに近い症状といえるでしょう。

天仙液は、生薬と複合配合、処方しているため、生薬ごとの副作用となりうる薬理は、生薬相互が副作用を抑えるように配合、処方されています。

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監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師