このページでは、脳腫瘍についての基本的な情報と、抗がん漢方・天仙液を使用して脳腫瘍を克服した方々の体験談ページへのリンクを掲載しています。
脳腫瘍は一般的に脳のがんと受け止められていますが、実際には他のどの部位の腫瘍やがんとも異なる性質を持っています。
脳は人間の精神活動を含め、全身の活動機能をつかさどっているため、腫瘍のできた場所によっては重い障害が生じます。たとえ良性の腫瘍であっても、重大な事態を引き起こす可能性があるということが、他の臓器の良性腫瘍と大きく異なる点です。
脳は硬い頭蓋におおわれているため、頭蓋内の容積はつねに一定です。このため内部に腫瘍ができて成長すると、脳は腫瘍による圧迫から逃れることができず、比較的早くからさまざまな症状が現れます。
脳腫瘍のうち良性なものは、脳を包む膜である髄膜に生じる「髄膜腫」、ホルモンを分泌する脳下垂体に腫瘍が生じる「下垂体腺腫」、神経をとりまく「さや」に生じる「神経鞘種」などで、比較的ゆっくりと成長します。
これに対し悪性の腫瘍は、脳を作っている細胞の一種である「グリア細胞(神経膠細胞)」ががん化するもので、すばやく増殖し、浸潤し転移します。
グリア細胞とは、脳神経細胞(ニューロン)の周囲に分布し、ニューロンを支えて脳の形を保ちニューロンに栄養と酸素を供給する細胞です。ちなみに、ニューロン自体は分化を完了した細胞であり、それ以上の分裂、増加をしないため、基本的にがん化することはないといわれます。
グリア細胞の一種である星細胞ががん化したものです。成人では、大脳に発生することが多く、小児では主に小脳に発生します。
神経膠腫の中でもっとも発生率が高く、比較的良性のものと悪性のものがあります。星細胞の形によって下記の数種類に分類されます。
下垂体(脳下垂体)に発生する腫瘍です。大半は良性ですが、ときに悪性に変わることもあります。
下垂体は、脳の奥にぶら下がっている小さな器官で、視神経の経路の途中にあり、成長ホルモンなど、さまざまなホルモンを分泌する中枢です。
腫瘍ができることでホルモンが過剰に分泌されると、末端巨大症などを発症します。また、視神経が圧迫されると視力障害が起こります。
脳腫瘍ができる原因は明らかになっていません。
強いX線を浴びる、または長時間の携帯電話の利用による電磁波などによって脳腫瘍が起こるという仮説もありましたが、科学的な因果関係は立証されていません。
悪性星細胞腫は25~45歳に、膠芽腫は45~60歳で発症率のピークがあるなど、年齢によって発症率が異なっていることが統計的には明らかになっていることから、ある程度年齢が関係しているということはできそうです。脳腫瘍になりやすい遺伝的性質がある可能性もあります。
アメリカがん学会の資料によると、次の人々のリスクが高いとされています。
脳腫瘍が生じると、比較的早い段階から、頭痛、嘔吐、運動や言語の失調など、さまざまな症状を引き起こします。
硬い頭蓋におおわれた頭蓋内の容積はつねに一定です。その為、腫瘍が成長すると頭蓋の圧力が高くなり、頭痛、吐き気、嘔吐などを示します。脳腫瘍による頭痛は、一般の鎮痛剤などを使っても治りません。この頭痛は主に起床時に強く、その後は次第に弱まっていく傾向がありますが、進行すると大部分の患者が慢性的な頭痛を感じるようになります。
また、腫瘍による圧力で脳組織や神経を圧迫し、近くの神経を障害することにより、腫瘍ができた場所によって異なる症状を引き起こします。左の前頭葉の運動野(手足を動かす命令を発する部分)に腫瘍ができると右半身が麻痺し、右の場合は左半身に麻痺が現れます。
右利きの人の左脳の前頭葉に腫瘍ができると無気力、言語障害などを発症、視力をつかさどる後頭葉に腫瘍が生じると視野狭窄(視野が狭くなる)、視野欠損(視野の一部が欠ける)、幻覚などが生じます。
その他、発生場所によって、計算や読み書きができなくなる、記憶が悪くなるなど、脳の活動に関係するあらゆる障害が現れます。小脳や脳幹に腫瘍ができると、顔面麻痺、運動失調、めまい、難聴などが生じ、脳下垂体や松果体に腫瘍ができると、ものが二重に見えるようになったり、ホルモン分泌異常が起こったりします。
このように脳腫瘍は、できた場所によって症状が異なるため、症状をもとに腫瘍の場所を推測しやすいという性質があります。
基本的に、CTスキャン(コンピューター断層撮像法)、MRI(核磁気共鳴断層撮像法)超音波診断などによる脳内部の画像診断が行われます。
このほか、患者の血流中に造影剤を注入し、MRA(MRIアンギオグラフィ)と呼ばれる装置で脳内の血管の状態を撮影する「脳血管造影」という撮像法も行います。
髄膜腫、下垂体腺腫、神経鞘腫、脈絡叢乳頭腫など
非浸潤性星細胞腫、乏突起膠腫、小脳星細胞腫など
高分化型星細胞腫、退形成星細胞腫、異形性乏突起膠腫、上衣腫など
脳幹神経膠腫、膠芽腫、松果体芽細胞腫、髄芽腫、転移性脳腫瘍など
外科手術による摘出で腫瘍を完全に取り除くことで完治します。小さい髄膜腫の場合は、開頭手術をせず、ガンマナイフによる放射線治療を行う場合もあります。
髄膜腫の中にも、まれに悪性のものがありますが、その場合、外科手術と放射線治療が併用されることがあります。
監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師
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