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さて、2度のガンの経験からガンと闘っていく上で大切なこととして、つぎのように感じました。
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一つ目は、治療法を選ぶときには、全身へのダメージが少ないものを選んだほうが良いと思います。可能であるならば、手術は一部だけにとどめ、別の治療法を追加するほうが体への影響は少なくて済みます。
特に、生殖器の場合、摘出してしまうとホルモンのバランスが崩れるため、一生ホルモン剤を飲まなければなりませんし、そうなると、全身に影響が出てきます。また、私は自分の子宮や卵巣を自分で守ったという自負があるのですが、女性の場合、生殖器がなくなってしまうと、女性としての自信が喪失してしまう人も多いようです。その意味でも、できるだけ身体への負担が少ない治療法が良いと思います。 |
| 二つ目は、免疫力が落ちている時こそ、再発や転移しやすいことです。私の場合、旅行の最中で、疲れと生活のリズムが狂ったことが再発の原因だったと思っています。ですから、なるべく規則正しい生活を送ることが大切です。 |
| 三つ目は食事に気をつけること。ガンに良くないと言われている食べ物は絶対に食べてはいけません。そして、なるべく肉類は控え、野菜、大豆類を多く摂り、バランスの良い食生活を送って下さい。 |
四つ目は、自分自身の気持ちのあり方です。私自身、ガンとわかった時に自分の命はもう長くないと感じたのですが、これが逆に自分の人生を見直すいいチャンスだったと思っています。自分の生活はもちろんのこと、自分自身についてもです。
実は、私の場合、これまですべてを完璧にこなさなければ気が済まなかったため、いつもストレスを溜めていました。しかし、病気になったら完璧主義ではやっていけませんから、自分の性格を振り返り、心の中を洗いざらい整理してみました。
その結果、たとえ完璧でなくても、努力をしたことに意味があると考えられるようになりましたし、性格も以前に比べてずいぶん柔らかくなったように感じます。 |
| 最後に、家族との絆が病気を乗り切る上でいかに大切か、ということです。
たとえば、こんなことがありました。私が二度目のガン摘出手術を受ける2日前、病院から戻ると灯もつけずに夫が部屋で一人、泣いていました。
「なぜ、泣いているの?」と聞くと、「母親はガンで亡くなったけど、高齢だったから、悲しくても運命だとあきらめることができた。だけど、まだ若いお前がガンだなんて・・・・・。お前がいなくなったらとても不安だ」
そして、「私は、お前を愛している。だから、ガンなんかに負けないという強い気持ちをもって、必ず生きていてくれ」と、大粒の涙が頬を伝うのもかまわず訴えたのです。
夫は仕事のため海外を飛び回る生活を送っており、アメリカへはたまにしか帰れません。それもつらいのでしょう。私は、この涙を見て、「夫と子どもたちのために絶対に治してみせる」と決心したのです。
今、私はとても元気に、楽しく暮らしています。これまでもつらいことはたくさんありました。ただ、そのなかからたくさんの大切なものを得ることが出来たのも事実です。ですから、ガンと宣告されても、医師から匙を投げられても悲観することはありません。 |
| 希望は必ずあります。「絶対に負けない!」という気持ちを持って、私と一緒に闘っていきましょう。 |