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岡田悠希
(兵庫県・6歳・男性・報告者・母)
幼児の肝芽種。たび重なる苦痛からの解放
1994(平6)年12月19日、悠希は3100gで元気に生まれました。それから3年の月日がたち、悠希は3歳の誕生日を迎えました。それまでは風邪ひとつひいたことのない元気な子どもでした。誕生日の1ヶ月前の11月には弟も生まれ、悠希はお兄ちゃんになったばかりでした。
3歳の誕生日から1ヵ月後、1998(平11)年の1月になってからのことです。悠希は原因のよく分からない熱をたびたび出すようになりました。はじめは「風邪でもひいたのだろうと近くの町医者に診てもらったところ、やはり「風邪」といわれ、薬を処方されました。ところが、薬を飲んででも、何日たっても微熱が下がりません。そのうち2月に入ると、今度はインフルエンザにかかってしまいました。
毎日40度近い熱が続きました。1週間たち、2週間たってもよくなりません。ようやくのこと熱が落ち着いてきても、いつまでたっても元のように元気に遊ぶことはありません。いつも「体がだるい」とか「エライ、エライ」(疲れるの意味)といっているのです。私も夫も、これは普通ではないと気づきはじめました。そこで3月に入ると病院を変え、小児科の先生に診ていただきました。小児科医は悠希のお腹をみるなり「普通ではない」と即座にCT検査をしてくれました。
すると驚いたことに、悠希の肝臓は通常の3倍にも肥大しており、素人がみてもそれと分かるほど大きな腫瘍ができていたのです。医師は「肝芽腫です」と断言しました。そして「これから長い治療になると思いますが、頑張っていきましょう」といいます。私は、目の前が真っ暗になり、しかし同時にこの事態をよく理解できないまま、すぐに大きな県立病院へと移りました。何がなんだか分からないまま、ただただ医師の指示に従うままの治療がはじまりました。長く続くだろう辛くて苦しい治療。3ヵ月前に元気に3歳の誕生日を迎えたばかりのわが子。それがどうしてこんな辛い目に合わなければならないのでしょう。この子には何の責任もないはずなのに。私は神も仏も憎みました。
治療は化学療法で行われました。1ヵ月に1クールずつ、何日間か抗ガン剤が投与されます。あまりにきつい副作用のため、小さな体はますます小さく痩せ細っていきました。気分も悪く、食事はもちろん水分すら摂れず、みんな吐き戻してしまいます。24時間随時入る栄養点滴だけが、小さな体を保ち続けるよすがでした。
抗ガン剤投与が終了して1週間もすると、今度は白血球、赤血球、血小板など、すべてが低下してしまい、クリーンルームという無菌状態の部屋へと入れられます。悠希が使えるのはみんな滅菌消毒された物だけ。オムツもオモチャも食事もです。母親の私が会うときも、滅菌消毒した帽子や服、そしてマスクもつけなければなりません。まだ3歳という年齢。こんな小さな子にこの状況を理解できるはずがありません。
それでも悠希は、小さいながらに少しずつ自分が置かれている状況を理解していきました。私はそんなわが子の姿が、痛ましく、かわいくてなりませんでした。小さなわが子が、辛くても一生懸命に生きようと頑張っている姿を目の当たりにして、親である私たちが悲しみに暗く沈んでいる場合ではありません。私たちもこの子と一心同体、もっと強くなって明るく前向きに頑張るしかないんだと、強く感じました。
悠希は5ヵ月間に、月1クールのペースで計5クールの抗ガン剤冶療を受けました。その結果、入院当初アルフェト数280万というとてつもない数値だったのが30万くらいに下がり、何とか手術できる状態になりました。悠希はこの5ヵ月間、病院から一歩も外に出ることができませんでした。しかし手術前の3日問ほど、初めての外泊が許可され、家に帰ることができました。
久しぶりに会った弟は、お兄ちゃんを見るなり恐ろしくて泣き出してしまいます。頭はツルツル、眉も全然ありません。体も痩せ細りガリガリ。とても3歳の子どもにはみえないのです。お互い兄弟でありながら別々の生活。母親の私は病院のお兄ちゃんに付きっきり。父親も自営業のため家と病院の行き帰りという生活。弟は祖父母に世話してもらっていました。悠希の病気をなんとしても完治させようと、家族みんなで協力し合ってなんとか乗り切り続けてきたのです。
手術当日の7月29日、家族と親戚みんなが家に集まり神に祈ってくれました。そのおかげもあって、5時間におよび肝臓の70%近くを切除するという大手術も成功しました。悠希は、この大手術に最後まで耐え抜いたのです。しかしそんな大手術であるにもかかわらず、腫瘍のすべてが取り除けたわけではありませんでした。残した30%の肝臓にも小さな腫瘍があったからです。手術の際、その部分をエタノールで焼いたといいますが、どのくらいうまく焼けているのか分かりません。そのため体力の回復を待ちきれぬかのように、手術後2週間たらずの8月10日から、また抗ガン剤の投与が開始されました。計2クールの抗ガン剤投与。しかし残っていた腫瘍が消えることはありませんでした。
でも子どもの生命力・再生力というのはすごいものです。手術で70%を切除した肝臓は、2ヵ月ほどの間にかなり大きく再生していたのです。そのため、もう一度手術して腫瘍の残っている部分を取り除こうということになりました。主治医は「今までは二度も続けて手術した例はない」といいます。そう聞かされながらも「ここまで頑張ってきた子どもだ。この子の生命力と運の強さを信じて、もう一度先生にまかせてみよう」と決意しました。
10月14日、2回目の手術を受けました。1回目の手術に比べれば切除する部分はかなり小さいのですが、大きな血管がすぐ近くにあるために危険が伴うといいます。しかしこの子の運の強さでしょうか「皮一枚のところでうまく切除することができた」と説明されました。私はありがたくて、何と表現してよいか分かりませんでした。
しかし、まだ終わりではありませんでした。「最後にもう一度、かなり強い抗ガン剤の投与を5日間行う」というのです。今までの抗ガン剤治療よりも数段厳しいといわれました。抗ガン剤投与開始から3日目、悠希は消毒風呂に入れられ、すべてが滅菌消毒された物に囲まれたクリーンルームに入りました。5日間の投与が終了して、それから3日後には、あらかじめ悠希自身から採取しておいた幹細胞を使う「末梢血幹細胞移植」が行われました。抗ガン剤投与終了から1週間もすると白血球数は「0」という数値に下がってしまいました。
この時点で感染症にでもなれば今までの苦労は水泡に帰します。ほんの少しの油断も許されません。この期間、悠希自身も私も、生きた心地がしない日々を過ごしました。やがて苦しい期間も何とか乗り越えた悠希は、病院で4歳の誕生日を迎えました。やっと退院できたのは、それから何週間かが過ぎてからのことでした。その後は通院しながら検査し、経過をみていこうという話でした。
ところが退院から1年が過ぎようとしていたころのこと、悠希の肝芽腫はまたしても再発してしまったのです。何ということでしょう。確たる治療法はなく、また前と同じように切って取り、そして抗ガン剤を用いるしかないといいます。
2000(平12)年8月7日、5歳になっていた悠希は三度目の手術を受けました。しかし手術後3ヶ月もすると、肝芽種の指標であるアルフェト数は下がりきらぬまま上昇に転じてしまいました。祐悠はその年の春から幼稚園に通っていました。この先、いったい何度手術することになるのか。取っても取っても出てくる肝芽腫。このままでは本人の負担が大きすぎる。それだけでなく、いつ他の場所に転移するかも分かりません。何とかしなくちゃ。私は必死になって本を読んだり情報を集めはじめていました。
そんな中で出合ったのが天仙液でした。今年(2001)に入った1月のはじめから飲ませはじめました。正直なところ、最初は半信半疑での試みでした。ところが飲ませはじめてみて驚きました。それ以前は食が細くて少ししか食べなかった悠希が「お母さん、お腹がすいた。何かない?もっと食べたい」などというようになったのです。今まででは考えられないことでした。
アルフェト数も、月に2倍の勢いで増えてきていたのが、2月の検査では増加の勢いが鈍りました。また以前は7万か8万しかなかった血小板の数が初めて10万を超えたのです。
「・・・ん、ん・・・、これは何か違うな」
私は確信しました。3月、4月と、アルフェト数増加の勢いは、月に1.3倍、1.2倍と減じてきました。天仙液を飲ませる前に比べると体調もよくなりました。以前は体力がなくてしょっちゅう風邪をひいては熱を出していたのが、ウソのように元気になりました。
今、悠希は小学1年生になっています。小学校入学以来、一度も学校を休むことなく毎日元気に通っています。そして6月の検査では、何とあのアルフェト数が減少したのです。血小板数も13万にまで上がっています。
私は、この調子でいけば、徐々にではあっても腫瘍もなくなっていくのではないかと、期待と願いを込めながら、毎日、天仙液を飲ませています。今まで病院まかせにして医師のいいなりになり、手術、そして抗ガン剤治療をくり返し、悠希にはとても辛い苦痛を昧あわせてきました。現代医学はたしかに進歩しているし、信頼にたるものでもあるのでしょう。しかしそれだけに頼るのではダメなのではないかと思うようになりました。
私は、この天仙液に出合い、この先に明るい光がみえてきたと感じています。今までとは断然たる違いをみせている悠希に、これからもずっと天仙液を飲ませてやりたいと思っています。わが子を助けたい、その一心です。
地球上にいる、すべての病と戦うみなさんへ「あきらめてはいけない」と、心からそう願っています。
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