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厚生労働省が作成したガン対策推進計画案の中に、ガン患者に向けて、健康食品の安全性・エビデンス情報の提供を行なっていくことが盛り込まれました。エビデンス・安全性情報をもっと知りたいという要望が多かったためで、同計画案は、今国会に提出されるとうことです。

同計画は、4月に施行されたガン対策基本法に基づき作成されたもので、ガン対策の基本的方向性について定めるとともに、都道府県ガン対策推進計画の基本となるものです。平成19年度から23年までの5年間を対象にして行われます。計画案では、ガンによる死亡者の減少や全てのガン患者の苦痛の軽減を全体目標に、それを実現するための個別目標が設定されました。

その個別目標のーつに設定された「ガン医療に関係する相談支援および情報提供」の中で、健康食品の「正しい知識の普及、健康被害の未然防止や拡大防止のため、科学的根拠のある情報を継続的に収集・蓄積などし、幅広く情報提供していく」ことが明確化されました。

基本計画の特徴は、ガン患者の声を反映させて作成させた点にあります。今回、健康食品の情報提供が盛り込まれたのは、多くのガン患者が健食を補助治療に取り入れており、エビデンスや安全性について知りたいという要望が多かったためだということです。

ガン患者向けの健康食品に関する情報などの発信などは、ガン対策情報センターと国立健康・栄養研究所が連携する形で行い、「健康食品の安全性・有効性データベース」が活用されます。インターネットで情報公開するほか、冊子・パンフレットを作成し、拠点病院などガン治療を行っている医療機関で配布する予定です。

すでに、ガン対策情報センターのホームページでは、サプリメントや食品についての情報を掲載しています。ハーバード大学研究グループの報告を引用し、サプリメントなどの代替医療の治療法の安全性と有効性を紹介しています。前臨床期の前立腺ガンに対するビタミンEのサプリメントは、場合により推奨するとしているほか、治療効果を妨げる可能性があるサプリメントとしてビタミンA、C、イソフラボンなどを挙げています。

ガン対策情報センターでは、健康食品などの相談事例を収集し、分析を行い、患者の要望に応じる形で、情報提供するとしています。また、将来的には、各ガンセンターや拠点病院、大学等の行った健康食品研究で、有用性が認められる研究内容・データなどについては、紹介される可能性もあるとしています。

 

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