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前立腺がんの末期(ステージ4)症状・生存率・治療方法はどのようなものがあるのか?

前立腺がんのステージごとの生存率はどれくらい?

病期 症例数(件数) 5年生存率(%)
Ⅰ期 258 100
Ⅱ期 3,338 100
Ⅲ期 846 100
Ⅳ期 722 61.2
全症例 5,336 100
出典:全国がん(成人病)センター協議会による、前立腺がん臨床病期別5年生存率(2014年10月集計)

前立腺がんは治療の予後が非常によい部類のがんです。 ステージⅣの末期まで進行していても、5年生存率は50%以上と報告されており、ステージⅢまでに治療を行えば、5年生存率は100%となっています。

前立腺がんは治療の予後が非常によい部類のがんです。 ステージⅣの末期まで進行していても、5年生存率は50%以上と報告されており、ステージⅢまでに治療を行えば、5年生存率は100%となっています。

上記は全国がんセンター協議会が2003年から2005年までの症例と5年生存率をステージ別に集計したものです。このデータは2014年10月に集計されたものですが、症例自体は2016年現在から見て10年前に集められています。当時から現在までに医療技術は大きく進歩しているため、前立腺がんのステージⅣの5年生存率も向上していると考えられます。

末期(ステージ4)の前立腺がんの治療方法について

末期まで進行した前立腺がんの治療には、主に「ホルモン療法」が用いられます。あるいは抗がん剤による治療です。

基本的にがんが転移や浸潤を起こさず、前立腺内にとどまっている状態であれば、手術による切除でほぼ100%治療でき、余命にも影響を与えないとされています。

しかし、前立腺がんが末期に近づいて進行するほど、手術による治療はリスクが高くなっていくのです。特に前立腺がんがステージⅣの後期まで進行して転移・浸潤している場合は、治療法の中から手術が除外されます。

この段階まで進行したがんの治療は、根治ではなく生活の質(QOL)の向上や延命措置が主な目的となる場合が多いです。その際に行われるのがモルヒネを主とした緩和ケアになります。

前立腺がんは男性特有の癌であると同時に、精巣・副腎などから分泌される「アンドロゲン」と呼ばれる男性ホルモンの刺激を受けることで、進行が促進される特性を持っているのです。逆にいえば、アンドロゲンの分泌を抑えれば、前立腺がんの進行を抑制できます。 この特性を利用した治療方法がホルモン療法です。

ただし、これらの治療法で効果が見込めるのはステージⅢまでで、ステージⅣ以降はモルヒネなどによる、痛みや苦痛の軽減が主となります。

前立腺がんはもともと進行が遅い種類のがんで、ステージⅣの末期であったとしても、寿命に影響を与えるとは限らず、がんで亡くなる前に寿命を迎えるケースも少なくありません。

抗がん剤やホルモン療法などの治療を施すことで、かえって寿命を縮めてしまうときもあります。そのため、80歳以上の高齢者が患者の場合は、経過観察でしばらく手を加えないという手段が採用されることもあるのです。

がんの治療は必ず切除・攻撃するというわけではなく、患者の精神的・肉体的苦痛を考慮して、例え末期であっても生涯付き合い続けていくという道もあります。

また最近では、患者の苦痛を減らし、QOL(Quality of Life=生活の質)を高める目的として、通常医療の代わりに、一般的な治療とは違った側面からがんに対してアプローチしていく代替医療に注目が集まっています。その中で、厚生省は認知していない漢方が脚光を浴びています。

いくつかの代替治療は、ガンをすべてなくすことを目的としていない。

という、今までのがん治療では、考えられなかった新しいアプローチが用意されています。それは、がんを体内に保有したまま生きよう!という考え方です。
この考え方では、老衰で死ぬまでがんを体内に保有したままでも何も問題はなく逆に、がんを取り除くことで、健康な細胞が疲弊してしまい症状が悪化する。

また、患者の自然治癒力を引き出し、QOL(Quality of Life=生活の質)を高める目的として、通常医療の代わりに、一般的な治療とは違った側面からがんに対してアプローチしていく代替医療が採用されるケースも増えてきています。

EBM(Evidence Based Medicine)の限界

現代の医学は、エビデンス(診療根拠)が明確な手法だけで構成されている。それは、確かに正しく、無用で証明(治験データ)がないものは採用しないという姿勢です。

しかし、のどが痛い時に、お茶でうがいをすると楽にうがいができる。これには、エビデンスはない。従って、医師は、消毒液でうがいをするようにと指示をする。しかし、消毒液は、のどが痛い。

あなたなら、どうしますか?

これが、代替治療ということです。特に、漢方は、その経験が、数十年簡に、数十万人が利用しても、エビデンスとしては認められていません。それは、このEBMという考え方が、単一の病巣を治すことでしか評価しないからです。
身体全体の自己免疫力を向上させるということは、評価の尺度がないから評価しないという現状があります。

漢方薬は、その病巣に効果があるというものも多数ありますが、病巣のもとを形成している細胞を元気にすることで、病巣になっている細胞自体を健康な細胞に変革させます。
さらに総体的に身体自体を元気にする漢方は自己治癒力を活性化させるのですが、残念ながら、EBMの世界では、人間が本来持つ自己治癒力は認められていません。(なんと日本の医学部では、自己治癒力に関しては、講義がないのです。

末期がん(ステージ4)に有効な治療方法としての代替治療

前立腺がん治療において代替治療が求められている理由には主に次のようなことがあげられます。

①西洋医学の壁

化学療法をはじめとするがんに対する西洋医学の進歩はもちろんありますが、はもちろんありますが、依然として再発・転移による死亡を防ぐことが難しく、克服すべき大きな課題となっているのが現状です。さらに、合成化学薬品のもたらす劇的な治療効果に反して、非常に重い副作用(免疫抑制あるいは毒性)が逆にがんの完治、あるいは根絶を困難にしていることも大きな問題となっています。そこで、人間が本来的に持つ「自然治癒力」を引き出し、「免疫力」を高める治療法として、伝統医学や漢方による代替治療が、現在、がん治療の選択肢として注目を集めています。

②Q.O.Lを向上させる代替治療

標準治療の副作用等を軽減し、患者さんのQOL(Quality of Life=生活の質)を高める目的として代替治療をがん治療に用いられることが増えてきました。西洋医学的な治療によって引き起こされた諸症状や副作用を軽減することにより、各種治療を継続するために代替治療が必要となっています。

③EBMによる対処療法だけでは、がんは治せない。

病気の治療には、症状を改善する「対症療法」と根本となる原因を取り除く「原因療法」があります。これまで多くの医療機関などで実践されてきた医療は、「対症療法」を中心とした西洋医学が基本でした。 しかし、近年の世界的な医療の潮流は、単に病気だけではなく、人間の心と身体の全体を診る「原因療法」を中心とした漢方などの伝統医学や代替医療も取入れるべきであるという「統合医療」の考え方に大きく移行してきています。しかし、日本においては、この「統合医療」とは、医師が踏み込めない禁断の世界のようになっています。だから、医者の中だけで通じている、「病気は治ったけど、患者も死んでしまった。でも治ったからよかった。」というわけのわからない理屈が、現状のEBMで形作られた日本の医学界の限界です。

医療先進国アメリカでは、どんな代替治療が主流となっているの?

実は医療先進国アメリカでは、手術→抗がん剤→放射線といういわゆる標準治療と呼ばれる方法は激減しています。下のアメリカでの代替治療の事例を紹介している動画をぜひご覧になってみてください。日本人が知らないことが、多くあるということが分かります。

動画でも紹介されていましたが、代替治療には、リンパ球療法、ビタミンC点滴療法、温熱療法、漢方療法、その他にも様々なものがあります。これらの治療方法は実際に世界中で現在行われています。

日本では代替治療というと二次的な扱いをされることが多く、大学病院、総合病院では標準治療が中心となっています。しかし、抗がん剤、放射線治療には体に非常に負担のかかる副作用の問題、体力が衰えていて手術ができない、転移・再発、さらに末期がんとなると手の施しようがなくなるなど、標準治療にも問題点があります。

そこで、がん患者さんは副作用で苦しむ治療法ではなく、身体に負担がなく、自分らしくQ.O.L(生活の質)を保った生活をして、がんを克服したいと望む方が多く、いろいろな代替治療を求めるケースが増えてきています。

そうです、現代は治療方法を選択できる時代なのです。

身体に良い代替治療としての漢方とは

代替治療のなかでも、がん治療の選択肢として大きく注目されているのが漢方療法です。 漢方薬は、西洋薬と比較して各生薬が非常に長い経験と臨床に基づいて安全性と有効性が実証されてきており、大学病院などでも取り入れられるようになりました。こうしたことから、一部では西洋薬と同等の評価基準を用いるべきではないかと考えられています。

また、最近では、人間が本来持つ自然治癒力・免疫力を高め、がんを克服し、心身ともに健康な状態を作ることを目的とする、身体、心、生命の人間まるごとを診るホリスティック医学を導入する医療機関も増えてきました。

このような背景から自然治癒力・免疫力を高めるはたらきのある漢方が、がん治療において大きく注目を集めているのです。

漢方は身体にどのように作用するのか

漢方薬の特徴は、身体の一部分にはたらきかける西洋医薬とは異なり、身体全体にはたらきかけ作用するというところにあります。

漢方薬は、西洋医薬の抗がん剤のように、局所的にがん細胞を殺傷するといった劇的な効果は期待できません。しかし、抗がん剤は劇的な効果がある一方で、がん細胞と一緒に正常な細胞までも殺してしまい、その結果として免疫力を落とし、さまざまな副作用が生じるリスクを持っていることはご存知だと思います。

西洋医薬に比べて天然生薬が成分の漢方薬では、身体の免疫力を高めて、身体全体に作用して効果を発揮させることが特徴です。

西洋医薬の場合と漢方の場合の身体への作用の違い

末期がん治療に最適な漢方療法

末期がんによる余命宣告をされてから、漢方治療によって症状が回復した例は数多くあります。

漢方治療によりQ.O.Lを高めることで痛みなどが緩和され、病院でずっと入院したりするのではなく、最後まで人間らしい生活の質を保って生きることができるようになることは、患者さんとご家族にとっても非常に大きな意味があります。

何も治療法がなく、医師からは緩和ケアを勧められ希望を失うということは、精神的に大きなマイナスとなります。生きる希望を持ってもらうという意味においても、末期がん患者さんへの漢方療法はとても有効なものです。

漢方療法の作用

エビデンス(科学的根拠)のある抗がん漢方が代替治療として存在します

日本においては、がん治療はまだまだ標準治療がメインとなっていることは事実です。また、漢方もがん治療に有効だと積極的に進める医師が少ないのも事実です。

医療先進国からの情報が患者さん達にしっかりと届いていない現状もありますが、がん細胞を攻撃したり、自分の細胞自体を活性化して免疫力を上げてくれるエビデンス(科学的根拠)を持つ漢方薬(抗がん漢方)が実は存在します。日本を含め世界各国で使われている抗がん漢方で、しっかりとした研究機関において臨床試験などの論文が発表されています。

具体的にどのような効果が発表されているかといいますと、

  • 手術前の体調を整える効果、手術後の体調を回復させる効果
  • 抗がん剤、放射線治療の副作用の軽減のみならず、その効果を高める
  • 末期がんの患者さんに関しては、食欲が復活して体調が改善したり、症状が軽減する

このように、前立腺がんの末期(ステージ4)の治療方法としての抗がん漢方は、科学的根拠も立証されており、日本において30年間、30万人の患者さんに使用され、なによりもがんに効く代替医療として選ばれ続けているのです。

»抗がん漢方の研究・臨床試験について詳しく知りたい方はこちら

末期(ステージ4)の前立腺がんの症状について

前立腺がんは男性特有のがんで、初期段階にはほとんど症状がありません。
しかし、進行するにつれて、排尿に違和感を感じるようになります。人によって自覚症状はさまざまですが、前立腺がんの代表的な自覚症状は尿に関係するものが大半です。

前立腺は尿道のすぐ近くにある器官のため、前立腺がんが発生すると尿道を圧迫して排尿を刺激・圧迫します。その結果、排尿時に痛みを感じたり、残尿感、頻尿のなどの自覚症状を持つようになります。

前立腺がんがさらに進行して末期段階になった場合、周囲の骨に転移する可能性が高くなります。
他のがんの場合、骨に転移するのはステージⅣの後期という極度の末期になってからが多いのですが、前立腺の周囲には太い骨が多くあるため、早い段階でも転移する確率が高いです。

転移する骨は患者によりますが、一般的に転移が起こるとされる代表的な骨は以下の通りになります。

末期の前立腺がんの主な骨への転移先

  • 腰椎
  • 骨盤
  • 大腿骨
  • 肋骨
  • 脊椎

前立腺がんが転移するまで進行した際の症状は、転移した骨に刺すような強い痛みを感じることが多いです。頻繁にそのような痛みを感じる場合は、病院で精密な検査を受けた方がよいでしょう。

また、末期の前立腺がんは骨に限らずリンパ節などを通して肝臓や肺、脳など離れた臓器にも遠隔転移を起こす可能性があります。加齢に伴い前立腺がんのリスクは上がっていくため、50歳以上の方は定期的に検査を受けることで早期発見につながります。早期発見・早期治療することで、前立腺がんを治療した際の生存率も非常に高くなります。

ステージとはいったいどのようなものか?

がんのステージは、ステージ0から4まであります。

実は、あまり知られていないことですか、人間の身体では、いつも毎日、がんが生まれては、体の免疫力で消滅させています。それが、ある時、免疫力が弱まっている時に、がん細胞が活力を増してしまうのが、がんという病気の発生です。

ステージの進行度合いは、基本的には図のように分類されています。

ステージ0

がん細胞が上皮(身体や臓器の表面あるいは内腔などをおおう組織:消化管では粘膜)内にとどまっており、リンパ節に転移はしていない

ステージ1

腫瘍が少し広がっているが筋肉の層まででとどまっており、リンパ節に転移はしていない

ステージ2

リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて浸潤(広がること)している。または、腫瘍は広がっていないが、リンパ節に少し転移している

ステージ3

腫瘍が筋肉の層を超えて深く浸潤(または臓器の壁を超えて露出)しており、リンパ節転移もみられる

ステージ4

がんが臓器の壁を超えて、まわりの主要な血管などに浸潤しているか、離れた他の臓器へ転移している

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)
自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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