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皮膚がんの抗がん剤治療と副作用について

皮膚がんに対する抗がん剤治療の目的

日本人が発症する皮膚がんのなかで最も多いのが「基底細胞がん」です。
しかし、基底細胞がんは悪性度が低く、ほとんどは手術による外科治療で完治するため抗がん剤が用いられることは滅多にありません。

皮膚がんで抗がん剤による治療が行われるのは、「有棘細胞がん」と「悪性黒色腫(メラノーマ)」になります。特に悪性黒色腫は悪性が強く、抗がん剤の効果が出づらい種類の皮膚がんとして有名です。

それぞれの皮膚がんに対して抗がん剤を使用する目的は、手術前のがん細胞の縮小や、手術後の転移・再発予防が中心となります。

上記で記述したように皮膚がんの治療は、悪性が低いものなら手術で全切除するのが基本です。抗がん剤のみで根治を目指すケースは、ほとんどないでしょう。

抗がん剤による化学療法や、放射線療法は悪性度が高く転移の可能性も高い種類(有棘細胞がん・メラノーマなど)の皮膚がんに対して用いられます。
術前・術後の補助治療以外に、手術が不可能な状況となったときにも抗がん剤が使用されることがありますが、その場合の目的は延命です。

皮膚がんに使用される抗がん剤の種類

皮膚がん自体には多くの種類がありますが、現場で用いられる抗がん剤は主に数種類です。

  • シスプラチン
  • ダカルバジン
  • インターフェロン

上記の3種類は外科治療の補助として、必要に応じて使用されます。

その他にステージⅡ以上の有棘細胞がんや悪性黒色腫など、悪性度が高い皮膚がんの治療で投与される抗がん剤は以下の通りです。

有棘細胞がん
  • ペプレオマイシン
  • ブレオマイシン
  • シスプラチン

ステージⅣ以降で手術が不可能な状態の場合は、これらの抗がん剤と並行して放射線治療が行われます。

悪性黒色腫(メラノーマ)
  • ダカルバジン
  • ビンクリスチン(オンコビン)
  • ニムスチン(ニドラン)
  • インターフェロン

上記の抗がん剤を5日間点滴で投与し、数週間の間をあけて再度投与。これを繰り返して治療を行います。

上記の抗がん剤を5日間点滴で投与し、数週間の間をあけて再度投与。これを繰り返して治療を行います。

根治には早期発見が何よりも重要なのですが、悪性黒色腫は初期段階では痛みやかゆみといった自覚症状がありません。

また見た目もホクロと類似しているという点から気づきにくく、極めて危険性が高い皮膚がんといえます。

皮膚がんの抗がん剤治療による副作用

皮膚がんで使用される抗がん剤治療の副作用は、罹患した皮膚がんが有棘細胞がんと悪性黒色腫のどちらかによっても大きく変わってきます。

下記では有棘細胞がん・悪性黒色腫それぞれに使用される抗がん剤の効果と、その副作用について解説します。

有棘細胞がん

ペプレオマイシン

ブレオマイシンの後継薬にあたります。ブレオマイシンの骨髄抑制が少ないという長所を継承したまま、同時に短所であった肺毒性を改善したのがペプレオ(ぺプロ)マイシンです。がん細胞のDNA合成を邪魔することで、がん細胞を死滅させる効果が期待できます。

副作用
プレオマイシンの肺毒性は軽減されましたが、なくなったわけではありません。
継続された肺毒性は副作用として残っています。その他、間質性肺炎・全身倦怠感・吐き気など、さまざまな症状が予測されるでしょう。

ブレオマイシン

ぺプレオマイシンの改善前薬剤です。
効能はぺプレオマイシンとほぼ同じになります。

副作用
こちらもぺプレオマイシンとほぼ同じですが、肺に対する毒性はぺプレオマイシンよりも強力です。この欠点を改選するべく開発されたのが、上記のぺプレオマイシンになります。

シスプラチン

がん細胞のDNA複製を阻害し、死滅させます。
シスプラチンは皮膚がんに限らず、あらゆるがん治療で重宝されている抗がん剤の1種です。

副作用
強力ながん腫瘍縮小効果が期待できる一方で、抗がん剤の中でも特に副作用が強い薬剤として知られています。嘔吐・吐き気といった標準的な症状から、腎機能障害や腎不全などを引き起こす危険性が高い抗がん剤です。

悪性黒色腫(メラノーマ)

ダカルバジン

悪性黒色腫や悪性リンパ腫、甲状腺がんなどリンパに関連するがんに用いられる抗がん剤の1つです。ABVD療法など、その他薬剤と併用されることが多くなります。

副作用
注射による投与から1~6時間経つと強烈な吐き気や嘔吐が伴います。
それらが数日続く場合もあり、身体には大きな負担を与えることになるでしょう。その他、肝機能や腎機能の数値異常や脱毛などがあらわれる場合もあります。

ビンクリスチン(オンコビン)

ニチニチソウと呼ばれる植物から作られる抗がん剤です。
微小管という器官の働きを阻害し、がん細胞の増大・広がりを抑制します。

副作用
慢性的な便秘を引き起こす可能性が高く、場合によっては腸閉塞などを起こす場合もあります。さらには歩行困難などの重篤な症状で使用が中止されることもあるほどに、深刻な副作用を引き起こす可能性を持った抗がん剤です。

ニムスチン(ニドラン)

日本開発の代表的なニトロソウレア系のアルキル化剤です。脳腫瘍の治療に使用される代表薬の1つです。分子量が小さく、脳の血液脳関門を突破できる希少な抗がん剤になります。

副作用
複数回にわけて投与するケースが多く、回数を重ねるごとに骨髄抑制などの症状が強くなる傾向があります。その他にも嘔吐・吐き気など基本となる副作用が伴うことも少なくありません。

インターフェロン

体内でも作られる蛋白質を人工的に抗がん剤として薬剤化したものです。
がん治療では頻繁に用いられ、がん細胞やウイルスの増殖を抑制する効果が期待できます。

副作用
インターフェロンは他の抗がん剤と比べると、比較的副作用が軽いです。
主な症状としては脱毛が挙げられ、重篤な症状では間質性肺炎などがあります。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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