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前立腺がんの抗がん剤治療と副作用について

前立腺がんに対する抗がん剤治療の目的

男性のみに発症する前立腺がんの治療には、前提として抗がん剤は使用されません。

他のがんでも、放射線と手術による治療を軸として、抗がん剤を補助に使うということはあります。しかし、前立腺がんは抗がん剤の効果が非常に薄く、症状の改善はほとんど期待できません。

前立腺がんの治療は進行状況によっても異なりますが、一般的にホルモン療法が主流です。

がんが浸潤や他の臓器に転移をしておらず、前立腺の近辺にとどまっている場合は、放射線や手術による局部治療が行われます。

前立腺がんは男性ホルモンの作用でゆっくりと増殖します。
その速度はがんの中でも特に遅く、ある程度進行してからでも適切な治療を始めれば健康状態と変わらない生活が可能です。

また前立腺がんの特徴は、男性ホルモンの分泌が盛んであればあるほど、増殖も盛んになります。がんの進行を防ぐためには、男性ホルモンの分泌を抑制しなくてはなりません。

そのため、前立腺がんの治療には、ホルモンの分泌を抑える「最大男性ホルモン遮断(MAB法)」と呼ばれる治療法が行われます。
この治療法で使われるのは、男性ホルモンの分泌を抑制する「ゾラデックス・リュープリン」と呼ばれる薬剤と、男性ホルモンが前立腺に作用するのを抑える抗ホルモン剤の2つです。

これらのホルモン療法は前立腺がんに非常に有効とされる一方で、ホルモン剤の投与を止めるとがんは再び進行しはじめます。投与を続けていたとしても、約2~3年後には効かなくなることもあり、その時にはじめて抗がん剤が用いられるのです。

抗がん剤の効果が薄い前立腺がんに対しての使用目的は、痛みの軽減や延命効果などになります。

前立腺がんに使用される抗がん剤の種類

抗がん剤の効果が薄い前立腺がんに対しての使用目的は、痛みの軽減や延命効果などになります。

  • ミトキサントロン+プレドニゾロン
    抗がん性のある抗生物質、ミトキサントロンは3週間おきに投与。 ステロイド剤であるプレドニゾロンを毎日投与することで、前立腺がんが引き起こす痛みを軽減させる効果が期待できます。
  • ドセタキセル+エストラムスチン
    最近の研究によれば、ミトキサントロン+プレドニゾロンの組み合わせよりも、こちらの組み合わせの方が生存率・生存期間ともに長いという結果が報告されているようです。

前立腺がんの抗がん剤治療による副作用

がん治療において、使用される抗がん剤の副作用はとても重要です。
患者によっては、がんではなく抗がん剤の重篤な副作用によって死亡してしまう例も存在します。前立腺がんはホルモン治療が中心となりますが、状況次第で抗がん剤が使用される可能性は否定できません。

上述した前立腺がん治療に用いられる抗がん剤4種類について、それぞれの副作用を見ていきましょう。

ミトキサントロン(抗がん性抗生物質)

他の抗がん剤の効果が期待できないがんに対して、有効であるケースが多い抗がん剤です。一方で、他の抗がん剤や放射線治療との併用は、副作用が強くなる可能性が高いとされています。

主な副作用

  • 骨髄抑制
  • 発熱
  • 脱毛
  • 食欲不振や吐き気
  • 唇や口の中の乾燥
  • アレルギー症状

プレドニゾロン

一般的には、炎症を抑制する作用がある薬として、さまざまな病気に広く利用されています。

主な副作用

  • 消化不良
  • 視力の低下や口の渇き
  • 頻尿
  • 食欲増加
  • 根拠や理由のない不安感や多幸感の増加
  • 睡眠障害

基本となる副作用はミトキサントロンと同じです。
しかし、プレドニソロンは不安・多幸感など精神状態にも影響を与える可能性があります。
その他、稀に発症する重篤な副作用としては血栓症が代表的です。

ドセタキセル

がんの増殖を抑制する抗がん剤の一種となります。

主な副作用

  • 食欲不振
  • 脱毛
  • 全身の倦怠感
  • 悪心
  • 嘔吐
  • 白血球の減少
  • 好中球の減少

これらの副作用から考えられる重篤な作用は、以下の症状です。

  • 肝機能障害
  • 黄疸
  • 骨髄抑制
  • 肝不全
  • 心不全

などです。基礎的・重篤な症状ともに発症する可能性のある副作用が多く、使用できる患者は限られてくるでしょう。
上記の副作用の関係上、骨髄抑制がある患者や、肝機能・腎機能に障害を持っている場合などは、ドセタキセルを使用することができません。

エストラムスチン

女性ホルモンであるエストロゲンと、抗がん剤「ナイトロジェン・マスタード」の2種類を配合したのがエストラムスチンです。がん細胞の増殖を抑制し、死滅させる効果が期待できます。前立腺がんに用いられ、再発したがんに対しての効果が高いといわれる抗がん剤です。

主な副作用

  • 乳房の女性化(ふくさみ)と痛み
  • 手足などのむくみ
  • 発疹
  • 吐き気や嘔吐
  • 腹痛や下痢

あまり重篤な副作用を及ぼすことはありませんが、稀に肝機能を低下させて脳梗塞や肺血栓などを引き起こす場合があります。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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