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すい臓がんの抗がん剤治療と副作用について

すい臓がんに対する抗がん剤治療の目的

がんに限らず、すい臓は何か異常が生じていても自覚症状の軽いものが多い臓器です。仮に自覚できる症状を感じたとしても、ほとんどの人が些細なこととして認識してしまいます。

これはすい臓がんにも該当し、すい臓がんには特有の痛みや吐き気などの自覚症状がほぼありません。そして数か月後に異変を感じて診察を受けると、既に進行した状態ですい臓がんが発覚するのです。

上記のようにすい臓がんが発見されたときには、既に中期~末期(ステージⅢ以降)まで進行していることが多く、早期発見が難しいがんといわれています。
仮に早期発見をして切除ができたとしても、安心はできません。なぜならすい臓がんは、無事に手術が実施できたとしても、3年以内に再発する可能性が非常に高いからです。
すい臓がんに対しての抗がん剤治療(化学療法)は、前提として手術ができないステージにまでがんが進行した患者に対して行われます。あるいは、ステージⅢの患者に局所効果として期待のできる放射線治療と併用するのが主流です。

ただし、目的としては根治ではなくあくまでがんの縮小・進行抑制・症状緩和・延命が主となります。

すい臓がんに使用される抗がん剤の種類

すい臓がんで用いられる主な抗がん剤は以下の通りです。

  • フルオロウラシル(5-FU)
  • ゲムシタビン(ジェムザール)
  • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(TS-1)
  • タルセバ

昔からすい臓がんの化学療法で主流として使用されていたのが、フルオロウラシルでした。その後の医学の発展とともに、2001年にはゲムシタビンが承認され、保険治療が適用されるようになったのです。

それまで使用されていたフルオロウラシルを、切除不能の進行すい臓がん患者に投与した海外の臨床実験では、患者の1年間生存率は2%程度でした。それに対してゲムシタビンを投与した場合の患者生存率は18%程度と、明らかな数値が示されたのです。

またそこからさらに研究は進められており、2006年からはフルオロウラシルをベースにいくつかの薬剤を掛け合わせた、デカフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(TS-1)が頻繁に利用されています。

その他、2011年からはタルセバと呼ばれる抗がん剤が加わりました。
タルセバは以前より肺がん治療で用いられていた抗がん剤なのですが、すい臓がんの進行を抑制して縮小させる効果や、延命効果が期待できるとして、ゲムシタビンと併用されるようになっています。

一方で、タルセバ本体の価格が高価である点や、副作用が間質性肺炎など重篤な症状となる可能性が高いということもあり、他の抗がん剤と比べてリスクも大きい薬剤です。そのためタルセバは患者の状況・病院の設備・担当の医師などを限定して使用することで、これらのリスクを最小限に抑えています。

すい臓がんの抗がん剤治療による副作用

上述したすい臓がんに対する抗がん剤の使用には、それぞれ副作用が伴います。自覚症状のでないレベルから、すい臓がんの症状とは別に副作用だけで命に関わるケースも少なくありません。

今回解説している抗がん剤の主な副作用は、以下の通りです。

  • フルオロウラシル

    下痢や腸炎などに伴う重度の脱水症状。その他にも間質性肺炎やうっ血性の心不全などの副作用が発症する可能性があります。
    しかし、一般的にはめまいやしびれ、倦怠感などの症状が中心です。下痢・腸炎などによる激しい脱水症状はフルオロウラシルの中でも特に注意するべき副作用になります。

  • ゲムシタビン(ジェムザール)

    ゲムシタビンは抗がん剤としての効果が高い割に、副作用の症状が軽いとしてがん治療に重宝されています。通常使用において多い副作用は吐き気・嘔吐・口内炎・発熱などです。
    稀に重篤な症状を発症する場合もあり、アナフィラキシー症状・うっ血性心不全・間質性肺炎などが挙げられます。

  • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤

    抗がん剤として主流になりつつあるテガフールの副作用は、激しい下痢や重度の腸炎、口内炎や高度な骨髄抑制などです。フルオロウラシル同様、消化器官中心の副作用が多いので、脱水症状には注意しましょう。

  • タルセバ

    タルセバは切除不能のがんに対して重宝されています。
    タルセバの重篤な副作用として挙げられるのは間質性肺炎です。その他、肝機能に影響を与えやすく、肝炎や肝不全による死亡例も報告されています。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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