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肺がんの抗がん剤治療と副作用について

肺がんに対する抗がん剤治療の目的

肺がんには大きく分けて「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」の2種類があります。非小細胞肺がんは、日本で発症している肺がんの約80%を占めているがんです。ここから腺がん・大細胞がん・扁平上皮がんなどさらに細かく枝分かれしてきます。

患者の肺がんが小細胞・非小細胞のどちらかによっても、抗がん剤の目的や併用される治療法は異なってくるのです。

まずは、肺がんの種類別にそれぞれの抗がん剤治療の目的を見ていきましょう。

非小細胞肺がんの抗がん剤治療とは

非小細胞がんは抗がん剤の効果がでにくい種類で、その他がんのように抗がん剤治療だけで完治させることは非常に困難です。ほとんどの場合は、その他の治療方法と併用して利用されます。

小細胞がんと比べて進行速度は遅い傾向がありますが、種類や状況によってその限りではありません。

非小細胞肺がんが肺がんの約80%であるのに対して、扁平上皮がんは男性の肺がんで約40%、女性の肺がんでは15%の割合を占めています。大細胞がんは肺がんの約5%程度ですが、増殖速度が速く診断を受けた時点で大きな塊として発見されることも少なくありません。

非小細胞肺がんで行われる薬物治療は、下記の2種類が主流です。

  • 殺細胞性抗がん剤を使った「化学療法」
  • がん細胞の生存・増殖に影響する物質を抑制する分子標的薬を用いた「分子標的治療」

肺がん治療において、抗がん剤を使用する目的は「がん細胞の増殖や進行の抑制」と「転移や再発の予防」の2つになります。ただし、非小細胞肺がんはもともと抗がん剤の効果が薄いことが多いため、ほとんどの場合は外科療法や放射線療法との併用が前提となります。非小細胞肺がんの種類やステージ(がんの進行状況)などによって手法は変化しますが、抗がん剤単体での治療を続けるケースは少ないです。

小細胞肺がんの抗がん剤治療とは

小細胞がんは進行・転移速度が極めて速く、医療機関で発見されたときは既に転移が進んでいるケースがほとんどです。肺がん発症患者のうち約15%程度を占めており、脳・リンパ節・骨・肝臓・腎臓などに転移します。

その転移速度から手術による切除が困難であり、小細胞がんで手術が行われるのは初期段階で他部位への転移が認められない患者のみになります。

一方で小細胞肺がんは抗がん剤の効果が出やすい種類のがんであり、抗がん剤による治療が非常に有効です。抗がん剤を投与した約7~8割の患者にがんの縮小効果が期待できます。そのため、小細胞肺がんの治療は抗がん剤を中心にして行われます。

肺がんに使用される抗がん剤の種類

肺がん治療で使用される抗がん剤は患者によってさまざまで、同じ種類の肺がんでも異なる組み合わせで使用されることも少なくありません。使用される抗がん剤の種類も豊富で、状況に応じて使い分けられています。

肺がんの治療で用いられる主な抗がん剤の種類と薬剤名/商品名は以下の通りです。

プラチナ製剤

  • シスプラチン/ブリプラチン、ランダ、プラトシン
  • カルボプラチン/パラプラチン

植物アルカロイド

  • パクリクキセル/タキソール
  • ドセタキセル/タキソテール
  • ビノレルビン/ナベルビン
  • イリノテカン/カンプト、トポテシン
  • エトポシド/ペプシド、ラステット

代謝拮抗剤

  • ゲムシタビン/ジェムザール
  • ペメトレキセド/アリムタ

抗がん性抗生物質

  • アムルビシン/カルセド

分子標的薬

  • ゲフィチニブ/イレッサ
  • エルロチニブ/タルセバ
  • ベバシズマブ/アバスチン
  • クリゾチニブ/ザーコリ

新たな抗がん剤が発見されれば、利用される種類は増えていきます。現状で用いられるものは、上記の薬剤がほとんどです。

肺がんの抗がん剤治療による副作用

肺がんに限らず、抗がん剤治療にはほとんどの場合、副作用が伴うことを覚悟したほうがよいでしょう。

症状や発症頻度などは治療期間や抗がん剤の量、個人差などによってさまざまなので一概には断定できません。

また一言に副作用と言っても、本人が自覚できる副作用と、医師の検査などによって発覚する副作用の2つがあります。

患者本人が自覚できる主な副作用

  • 吐き気
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 口内炎
  • 脱毛
  • 末端神経障害(手足のしびれなど)
  • 下痢

医療検査などでわかる主な副作用

  • 白血球減
  • 貧血
  • 血小板減
  • 肝機能障害
  • 腎機能障害

抗がん剤治療を受けた患者にこれらの症状の全てが必ず発症するというものではなく、個人差によって出てくる副作用もそれぞれです。また副作用の重さにも個人差があり、副作用のレベルによって症状を緩和させる別薬品が投与されます。

副作用で肝機能障害など内蔵にも影響が出てくる可能性もあるので、抗がん剤治療を続ける際には医師と相談をしながら、副作用についても患者自身がしっかりと知識を身に着けておくことが大切です。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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