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子宮頸がんの抗がん剤治療と副作用について

子宮頸がんに対する抗がん剤治療の目的

子宮頸がんは、比較的若年層の女性に発症する確率が高いがんです。
本来は30〜40代の女性に多く見られますが、近年では20代での発症事例も多くなっています。

子宮頸がんの原因は、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスです。このウイルスに感染してから、子宮頸がんまで成長するには5年から数十年ほどかかると言われています。

子宮頸がんの治療は基本を手術による外科治療として、術前・術後の補助治療として用いられるのが抗がん剤です。

また放射線と抗がん剤を併用すると効果が高くなることが認められており、場合によっては実施されることもあります。これを「同時化学放射線療法」といい、近年注目を集めている治療法の1つです。

以上のことから、子宮頸がんで行われる抗がん剤治療の目的は以下の通りです。

  • 手術前にがんを縮小させたり、抑制するため
  • 子宮本来の機能を保持させるため
  • 手術後の再発や転移の予防のため
  • 放射線療法の効果を高めるため

上記以外では、手術による切除が不可能となったときなどに抗がん剤が使用されます。その場合の目的は、延命や症状の緩和など生活の質(QOL/クオリティ・オブ・ライフ)を改善することです。

子宮頸がんに使用される抗がん剤の種類

子宮頸がんで使用される抗がん剤は種類が多く、単体か2~3種類を併用します。
使用される主な抗がん剤と治療法の名称は以下の通りです。

抗がん剤

  • シスプラチン
  • ブレオマイシン
  • ビンクリスチン
  • マイトマイシン
  • パクリタキセル
  • イホスファミド

上記をそれぞれ組み合わせた主な治療法が以下になります。

  • BOMP療法(ブレオマイシン+ビンクリスチン+マイトマイシン)
  • TP療法(パクリタキセル+シスプラチン)
  • PI療法(シスプラチン+イホスファミド)
  • CAP療法(シスプラチン+ドキソルビシン+シクロホスファミド)

子宮頸がんで行われる抗がん剤の種類と組み合わせは、大体が上記のいずれかにあてはまります。
ただし、シスプラチンは強力な作用がある一方で副作用も強いため、使用できる患者が限られてきます。そのため、場合によってはシスプラチンの代用としてカルボプラチンを使用するのです。

カルボプラチンはシスプラチンの改良型で、効果はほぼ変わらず副作用だけが軽減されています。しかし、軽減したとしても副作用自体は残っており、骨髄抑制を起こす可能性も示唆できるため、使用には注意が必要です。

子宮頸がんの抗がん剤治療による副作用

子宮頸がんの抗がん剤治療では、いくつかの副作用が伴います。
基本的にどのような抗がん剤も何かしらの副作用を引き起こすのですが、子宮頸がんの場合もっとも注意するべきはシスプラチンによる骨髄抑制や、腎機能・肝機能障害です。

発熱や嘔吐、下痢、貧血などの症状については対策方法なども明確になっており、抗生物質などの投与で回避することができます。白血球減少などの症状についても、ある程度まではコロニー刺激因子(G-CSF)と呼ばれる薬剤を投与すればサポートすることが可能です。

血小板の減少については血小板の輸血などで対処されるケースが多々あります。
しかし、これらの方法でも対処しきれないほどの骨髄抑制に関しては、集中管理などによって目が離せない状況が続くことになるでしょう。

またこれ以外の副作用として脱毛なども挙げられ、治療期間や使用される抗がん剤によっては全ての頭皮が抜け落ちてしまうこともあります。治療が完了すれば再度発毛が始まりますが、特に女性には精神的な負担が大きいといえるでしょう。

子宮頸がんで頻繁に用いられるBOMP療法では、ビンクリスチンやマイトマイシンなど骨髄抑制や腸閉塞など重篤な症状を引き起こしやすい抗がん剤が用いられます。もちろん、全体から見た発症確率は微々たるものですが、可能性がないわけではありません。

ビンクリスチンは便秘や腸閉塞を起こしやすく、特に重篤な場合には歩行困難や筋肉麻痺などの副作用を生じさせます。患者の容体によっては使用を中止しなければならないケースも存在するほどです。

マイトマイシンは抗がん剤の中でも骨髄抑制を起こしやすく、ごく稀に溶血性尿毒症症候群・微小管症性溶血性貧血・急性腎不全などの副作用を起こす場合もあります。
またビンリスチンなどと併用すると、息切れ・気管支痙攣などの副作用を生じる可能性が高くなるため、子宮頸がんの抗がん剤治療時には注意しなければなりません。

その他TP療法などで使用されるシスプラチンは、抗がん剤の中でも特に重篤な骨髄抑制を起こす確率が高いことで知られている抗がん剤です。効果は高く、子宮頸がん以外のがん治療でも使用される一方、副作用による影響で問題視されています。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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