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白血病の抗がん剤治療と副作用について

白血病に対する抗がん剤治療の目的

白血病は血液や骨髄の中にがん細胞(腫瘍細胞・白血病細胞)が発生し、全身に巡る血液がんです。悪性リンパ腫と並んで「三大血液がん」や「三大血液疾患」などと呼ばれています。

白血病の治療は、他のがんのように固形化しているものではないので、一般的に放射線と抗がん剤で行われるケースが多いです。点滴などを通して抗がん剤を血中に流すことで、薬剤は全身を巡って白血病細胞を攻撃します。

白血病が発覚した時点で、全身の白血病細胞の数は1兆個以上に及ぶとされており、白血病を治療するためには、これらを全て死滅させる必要があるのです。白血病に対しての抗がん剤(化学療法)は、がんの中でも特に効果が高く、抗がん剤と放射線療法だけでの寛解を目指すことができます。

また白血病には複数の種類が存在し、類型や状況によっても用いられる抗がん剤はさまざまです。白血病の代表的な種類と名称は、大きく分けると以下のようなものになります。

  • 急性骨髄性白血病
  • 慢性骨髄性白血病
  • 急性リンパ性白血病
  • 慢性リンパ性白血病

白血病における抗がん剤の使用は、総じて白血病細胞の寛解・コントロールを目的としています。一方で、白血病の治療は手術を行わずにがんを抑制・寛解させるため、他のがんと比べて抗がん剤の副作用も強くなるのが特徴です。

白血病に使用される抗がん剤の種類

白血病の治療に用いられる抗がん剤の種類は、その症状や類型によって多岐にわたります。急性・慢性・再発のいずれに該当するかによっても、使用される抗がん剤や治療方法はさまざまです。

各種類の白血病において、用いられる主な抗がん剤は以下のとおりになります。

急性骨髄性白血病の場合
  • イダルビシン+シタラビン(IC療法)
  • ダウノルビシン+シタラビン
再発性や難治性の白血病の場合
  • ゲムツズマブオゾガマイシン
急性前骨髄球性の白血病の場合
  • トレチノイン(分子標的薬)+シタラビン、ダウノルビシンなど
急性リンパ性白血病の場合
  • 急性リンパ性白血病の場合

急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病は治療の難易度が高く、治療後の経過が芳しくないケースも少なくありません。

慢性骨髄性白血病は急性骨髄性白血病に比べ、コントロールや治療が容易な傾向はありますが、数年後にほぼ確実に急性白血病へと転化します。そのため、慢性である内に白血病の寛解することが大切です。

白血病の抗がん剤治療による副作用

白血病の治療に伴う副作用は、使用される抗がん剤によってそれぞれ異なります。 上記にて記載している白血病治療の代表格であるIC療法や、VP療法の副作用は以下の通りです。

  1. IC療法の副作用
    • 白血球の減少
    • 血小板の減少
    • 貧血
    • 吐き気
    • 心毒性
    • 脱毛

    イダルビシンとシタラビンを組み合わせたIC療法の副作用は、骨髄抑制が中心となります。
    白血球や血小板が減少すると、普段なら感染しないはずの細菌やウイルスにまで感染しやすくなってしまいます。対策としては細菌が体内に侵入するのを防ぐためのマスク着用、うがい・手洗いなどが挙げられます。その他に他人や動物との接触も避け、可能な限り無菌状態を維持するようにしましょう。

  2. VP療法の副作用
    • 便秘や腸の閉塞
    • 末梢神経障害
    • 筋肉麻痺や歩行困難
    • 多毛
    • 眠やそれに伴う鬱状態
    • 副腎皮質機能低下

    VP療法はビンクリスチンとプレドニゾロンを組み合わせた治療法ですが、上記の副作用は2剤それぞれの症状を並べたものです。
    プレドニゾロンは一般的なステロイド剤の一種ですが、多毛や鬱状態・白内障や緑内障などの重篤な症状を引き起こす可能性があります。

    ビンクリスチンは腸など消化器に与える影響が強く、便秘や腸閉塞などの症状が生じる可能性があるでしょう。重篤な症状になると筋肉麻痺・歩行困難などにまで陥る場合もあり、そのときは治療をストップし、その後の治療法を変更します。

    これらの副作用は人によってさまざまで、同じ薬剤で同じ量を投与したとしても生じる副作用は異なります。ある患者では問題を生じることがないとしても、別の患者では命に関わる重篤な副作用が発生する場合もあります。

    がん患者が、がんの症状ではなく抗がん剤の副作用で亡くなっているケースも少なくありません。抗がん剤の種類にもよりますが、薬剤によってはそれほど身体に負担を与える可能性があるのです。

    患者の体質や各臓器の健康状態などによっても、抗がん剤に対する体内の反応は違ってくるので、治療前には十分に医師と相談した上で薬剤を選定する必要があるでしょう。

監修:孫 苓献
広州中医薬大学中医学(漢方医学)博士・アメリカ自然医学会(ANMA)自然医学医師・台湾大学萬華医院統合医療センター顧問医師

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