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がん治療ニュース-統合医療でがんに克つ 2018年5月号より-

腹腔鏡手術システム

8K技術の医療応用で世界初の臨床試験実施

国立がん研究センターとNHKエンジニアリングシステム、オリンパス株式会社、株式会社NTTデータ経営研究所が、日本医療研究開発機構「8K等高精細映像データ利活用研究事業」の支援により開発した8Kスーパーハイビジョン技術(8K技術)を用いた腹腔鏡手術システムで、大腸がん患者を対象とした臨床試験をスタートさせた。

このプロジェクトは、8K技術を用いた新腹腔鏡手術システムの開発と、実用化・普及を目指し、2016年より開始されている。そして、2017年度には、新腹腔鏡手術システムの試作品が完成し、動物実験や医療機器安全検査などを通して性能が検証された。その結果、腹腔鏡と8K映像の性能を十分発揮できること、医療機器としての安全性を一定のレベルで確保できることが確認された。

今回の8K技術の医療応用におけるヒトを対象とした臨床試験は世界で初めて。2017年度には2例だったのを、2018年度には20数例に増やして検証を進めるという。この臨床試験で安全性および有用性が確認された後、先進医療での実施を目指して準備が進められている。

薬価

オプジーボが2割超値下げされる

厚生労働省が、医薬品の公定価格(薬価)について、2018年度の個別品目の改定額を官報で告示した。肺がんなどの治療に用いられる高額抗がん剤「オプジーボ」は、現行の100mg当たり約36万5000円から、制度改革の影響で23.8%減の27万8000円に下がる。2014年に皮膚がん限定の薬として保険適用された当時の約73万円と比べ、6割超安くなったことになる。

オプジーボは、がん細胞に対する免疫細胞の攻撃にブレーキがかからにようにする薬剤である。保険適用の対象が肺がん治療にも広がり、利用者が急増。1人当たり年3500万円がかかり、保険財政を圧迫するため、政府が2017年2月に特例で半額に下げられた経緯がある。

アピアランスサポート

がん患者向けの「アピアランスサポートセンター」が東京にもオープン

NPO法人全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)が東京都内では初めてとなるがん患者向けの外見の変化に関するトータルケアを行う「アピアランスサポートセンターTOKYO」を2018年5月に東京都文京区にオープンさせる。同センターでは美容師やネイリスト、エステティシャンなどが在籍する。

「ふくりび」とは、「誰もがその人らしく美しく過ごすことができる社会の実現」を目指す医療・介護・美理容・ファッションなどの専門家による「得意を生かして好きな事で社会貢献」をテーマにした多職種協働のプロフェッショナル型NPOである。その活動は多岐にわたり、高齢者・障碍者・闘病中患者のための介護士施設や病院、居宅への訪問理美容サービスの提供、訪問理美容師の養成、医療用ウィッグの製造販売、障碍者就労支援「身だしなみ」講座の開催などを行っている。こうしたアピアランスサポートとは、病気の治療による副作用やさまざまな障害などによる、髪・肌・爪などの外見の変化に悩む人へのサポート全般のことを指す。

現在、医療用ウィッグ・カバーメイク・ネイル・エステなどアピアランス全般をトータルでサポートできる常設の複合施設はふくりびが愛知県で展開している「あぴサポあいち」にしかない。「アピアランスサポートセンターTOKYO」はそこに次いで2ヵ所目の複合ケアが受けられる東京初の施設となる。

仕事をしながらがん治療の通院をしている"ながらワーカー"は、国内に32万5000人ほどいる。「治療に伴う身体症状の苦痛調査」では、乳がん患者の苦痛TOP20では、脱毛などの外から分かる「見た目」の症状が20項目中12項目を占めている。これは、乳がん患者の苦痛の60%は、痛みを伴わない「外見に現れる副作用」ということになるそうである。

がんリスク

ビタミンDの血液濃度が低いとがんリスクが上昇

国立がん研究センターのチームが「血液中のビタミンDの濃度が低いとがんになるリスクが高くなることがわかった」という論文を発表した。ビタミンDががん細胞の増殖を抑える働きがあるためと見られる。

チームは岩手県や沖縄県など8県の40~69歳の約3万3000人を1990年以降、平均16年間追跡。うち約8000人を血液中のビタミンD濃度によって4つのグループに分けて比べた。すると、濃度が最も低いグループががんになるリスクは、他の3つのグループに比べて約2割高かったという。とりわけ肝がんで顕著で、最も濃度が低いグループは、最も高いグループに比べてがんになるリスクが約5割高かった。

ビタミンDは骨をつくるのに重要とされ、魚介類やキノコに多く含まれるほか、日光浴によって体内でつくられる。

生存率

がん10年生存率がやや上昇

国立がん研究センターが、「2001年から2004年にがんと診断されたヒトの10年生存率は55.5%だった」と発表した。この数字は昨年(2017年)の調査結果より1.3%上昇している。

同センターは、2001年から2004年に全国20施設でがんと診断され、治療を受けた約5万7000人のデータを分析・集計。その結果、部位別では、前立腺がん(92.4%)、甲状腺がん(86.0%)、乳がん(82.8%)などの生存率が高かった。それに対し、膵がん(5.0%)、肝がん(14.6%)、胆のう・胆道がん(15.2%)などのそれは低かったという。

10年生存率は一昨年初めて出され、今回で3回目。発表された数字は2000年代の初めの頃にがんと診断された人の生存率である。その後、新たな抗がん剤や診断法が開発され、がん治療は部位別で差があるものの全体としても進歩している。同センターは最近診断された人の10年生存率は目立って上昇すると見ている。今後は膵がんなど、生存率が低い難治がんの早期発見方法の開発などが課題となる。

がんウイルス療法

鳥取大学が、がんウイルス療法でアステラスとライセンス契約

鳥取大学が、がん細胞破壊効果を全身に及ぼせる「免疫賦活遺伝子搭載腫瘍溶解性ウイルス」を開発した。既存の腫瘍溶解性ウイルスと異なり、ウイルス投与先のがん細胞の破壊に留まらず、体内の免疫細胞を増強して転移先など全身に抗がん作用を及ぼす。

「がんウイルス療法」とは、ウイルスががん細胞に感染した後、がん組織内で増殖しながら、さまざまな機序によってがんを破壊・死滅させる治療法。正常細胞内ではウイルスが感染しないように、遺伝子組み換えで調整した特異的なウイルスが持つ腫瘍溶解性の性質を利用する。

がんウイルス療法の研究は1900年代の初め頃から始まり、日本でもムンプスウィルスを使っての研究が試みられていた。しかし、当時は現在のような遺伝子組み換え技術などのシステムが未熟で、十分な研究環境が整っていなかった。したがって、正常細胞での増殖能力を保持した、野生型に近いウイルスを投与していた。そのため、安全性の点から問題があり、新しい治療法として確立・定着するには至らなかった。

けれども、近年の遺伝子工学技術や、ウイルスおよびがんの分子病態解析の進歩によって、元来、ウイルスが保持している正常組織に対する病原性を排除し、がん細胞だけで増殖させることが可能になった。

免疫賦活遺伝子搭載腫瘍溶解性ウイルスを用いたがんウイルス療法は、アステラス製薬株式会社との共同研究で、早期の実用化を目指すそうだ。

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